予防接種は様々な病気にかかることを防止する役割があり、さらに多くの人が接種することで病気の蔓延への対策となります。
予防接種とは、病気の原因となるウイルスや細菌の毒素を弱めたワクチンの接種で、接種によって病気に対する免疫を作ります。
予防接種には、予防接種法や結核予防法により、接種を行う決められた期間(年齢)のある定期接種と、希望者が受ける任意接種があります。
定期接種の対象は、ポリオ、65歳以上の人のインフルエンザワクチン接種、DPT3種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)、麻疹(はしか)、風疹、日本脳炎、BCG、B型肝炎(母子感染の対策のもの)があります。
2006年より、麻疹と風疹は混合されたMRの接種になっています。
定期接種のインフルエンザは65歳以上の人の他、60〜64歳の心臓、腎臓、呼吸器、もしくはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害のある人が対象となっています。
日本脳炎ワクチン接種は、現在、副作用の問題で接種を差し控える勧告が出されています。
任意接種の対象は、おたふくかぜ、水ぼうそう、定期接種以外のインフルエンザ、定期接種以外のB型肝炎、肺炎球菌などがあります。
また、海外へ行く際に受ける任意接種には、A型肝炎、ペスト、コレラ、黄熱、狂犬病などがあります。
海外での病気の対策として、滞在地の状況に合わせた予防接種が必要です。
風疹のウイルスに抗体のない女性は妊娠前の風疹の予防接種により、妊娠中に風疹にかかって胎児に障害が起こる危険性を防ぐことができます。
予防接種は、病気にかかる本人だけでなく、これから生まれてくる胎児や、お母さんからもらった免疫が切れる赤ちゃんを守る、重要な対策なのです。