2009年1月、厚生労働省の発表によると、11都道府県で採取されたAソ連型のインフルエンザウイルスは、97%が抗インフルエンザ薬のタミフルに耐性があるウイルスでした。
2007年11月ごろから、北欧諸国を中心に世界各国でAソ連型のタミフル耐性ウイルスが現れています。
これらのウイルスはタミフルには耐性があるものの、リレンザには有効です。
また、ワクチン接種による効果はあるので、耐性のウイルス出現の対策としてワクチン接種が有効です。
耐性のウイルスの大半は、タミフルを使用していない地域で発生しているため、タミフルの使用によって耐性ができた訳ではありません。
また、中国で流行しているインフルエンザウイルスは、抗インフルエンザウイルス薬であるアマンタジン(商品名:シンメトレル)には耐性がありますが、タミフルは有効です。
2007年には、日本ではタミフル耐性ウイルスの出現率は低かったものの、2008/2009年のシーズンでは、上記のように日本でもタミフル耐性ウイルスが多く全国的に出現しているのです。
A香港型へのタミフル使用は有効なので、単にA型インフルエンザというだけではタミフルに耐性があるのかどうかはわかりません。
ワクチン接種では、Aソ連型・A香港型どちらにも効果があるために、インフルエンザにかからないようにするためにもワクチン接種は推奨されているのです。
そして、インフルエンザだけでなく病気にかからないための対策として、うがい・手洗いはかかせません。
ウイルスや細菌による病気の治療薬に耐性ができて効果がない場合が起こりうることを知っておいてください。