風疹は、耳の後ろあたりのリンパ節が腫れる、3日間くらいの37.5度以上の発熱、全身の細かい発疹が起こる、俗に三日ばしかと呼ばれる病気です。
ウイルスの排出は発疹の出る一週間前後で、症状も麻疹(はしか)に比べて軽い病気です。
ウイルスの伝染性も麻疹や水ぼうそうと比べ低い感染症です。
しかし、頻度が少なくなったとは言え、妊娠中に風疹にかかるとウイルスが胎児に及んで先天性風疹症候群(CRS)が高頻度で起こるので注意が必要な病気です。
先天性風疹症候群への対策として、妊娠適齢期前のワクチン接種が有効です。
先天性風疹症候群(CRS)とは、妊娠初期に風疹に免疫のない妊婦が風疹になり、ウイルスが胎児に感染することによって、出産児に現れる先天的障害のことです。
CRSの症状は先天性心疾患、難聴、白内障、網膜症、血小板減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞など多岐に渡ります。
CRSは、感染した妊婦から胎児に感染する確率は約1/3、さらに感染した胎児がCRSを発症するのは、その約1/3です。
現在、風疹のワクチン接種は、このCRSにならないための対策となっています。
風疹の流行とCRSの発症の高い年度は一致しており、CRSにならないよう赤ちゃんを守る対策として、ワクチンの予防接種は必要なものなのです。
風疹への対策として、現在、麻疹と風疹の混合ワクチンMRの定期接種が2度行われています。
この機会を活用してぜひ風疹の予防接種をしてください。